九州オルレ 南島原コース~徒歩ならではの発見の旅~
- 所要時間
- 4~5時間
- 交通手段
- 徒歩
このコースで訪れるスポット

食事処 すだち
出発前の腹ごしらえならこちら!

口之津港利用者や観光客だけでなく、地元の方にも愛される定食屋さんでランチをいただきましょう。
長崎名物のちゃんぽん、皿うどんはもちろん、各種定食や丼ものまで、メニューも豊富です。
夜も営業しているので、観光終わりの乾杯でもぜひご利用ください。
- 住所
- 長崎県南島原市口之津町丙4351
- 電話番号
- 0957-86-2380
徒歩約3分
口之津港
南島原市の最南端、早崎半島の海の玄関口

口之津港は深い入江と水深があり、周りが高い山で囲まれている天然の良港であったため、450年前に南蛮船が来航し、南蛮貿易とキリシタン布教の拠点として栄えました。
※九州オルレ、南島原コースのスタート地点は口之津港ターミナルのすぐそばにあります。(拡大図はこちら)
ターミナルビルには売店もあるので、散策のお供にドリンクやおやつを買っておきましょう!
- 住所
- 長崎県南島原市口之津町丙4358-6
徒歩約30分
野田堤・烽火山
春・夏はじゃがいも、秋・冬はレタスの畑が広がります

野田堤は、16世紀後半に野田新左衛門の発案により雨水を貯めて築造された人工のため池。横にそびえる標高90mの烽火山の頂上には、平安時代に太宰府に外敵等の情報を伝達する手段としてのろし釜が整備されました。
土の匂いを大きく吸い込みながら、のどかな風景の中をぐんぐん歩きましょう。
※③~⑦一帯の住所は同一で「長崎県南島原市口之津町乙」となります。詳しい位置関係は、公式マップをご参照ください。
徒歩約30分
幻の野向の一本松
天草の島々まで見渡すことができる景勝地

野向地区の高台には、以前大きな古い松があり、地域の人は「野向の一本松」と親しみをこめて呼んでいました。詩人野口雨情はこの地を訪れた感動を「野向一本松 根株はここに 枝は栄えて天草へ」と詩にこめたそう。
しかし、終戦後松喰い虫の被害で枯れてしまったため、現在は松の代わりに桜が植えられています。
晴れた日にここから海を見渡せばその絶景にあなたも心が震えることでしょう。
徒歩約30分
田尻海岸公園・田尻浜(プライベートビーチ)

田尻海岸公園内には九州の一部地域でしか見られないオイランアザミが自生しており、地元の有志により保存されています。花期は7月~1月とされていますが、秋から晩秋が見頃。紫の艶やかな小花をよく観察してみましょう。
潮風を感じながら瀬詰崎灯台を目指して歩いていくと、田尻浜と呼ばれる小さな入り江があります。天気がよい日には、地元の子供たちが遊ぶ様子も見られなんとも微笑ましい光景です。
徒歩約10分
幸せのハートリング(瀬詰崎展望台)
ロマンチックな風景を求めて

瀬詰崎灯台の手前にある展望台に設置されたハート型のオブジェをご存知でしょうか。リング越しに灯台や美しい海、夕陽を一望することができます。
誰もがカメラを構えたくなる、写真映え間違いなしの注目スポットです。
瀬詰崎灯台
夕陽や星空の鑑賞スポットとしても人気

早崎瀬戸は、有明海の入口に位置し全国的にも潮流がはやいことで知られ、半島の先端にある灯台は、船の安全航行を見守るために昭和41年に点灯しました。
3~6月の大潮時には、直径20mの勇壮なうず潮ができることもあり、まるで海の雄大さを物語っているようです。
- 住所
- 長崎県南島原市口之津町
徒歩約15分
あこう群落
樹齢は300年を超える巨木も

南方系のクワ科「あこう」が20本ほど群生しており、幹回りが太く、高さ20mに達するものもあり、とにかく生命力が溢れています。
海流が種子を運び、自然に根付いたもののほか、防風林や防潮林として植えられました。
根が複雑に絡みあっており、ハート型を逆さにしたような空洞もあるそうなので、どうぞお見逃しなく。
- 住所
- 長崎県南島原市口之津町乙414-1
徒歩約30分
玄武岩の海岸
約430万年前に噴出したと推定される島原半島の中で最も古い岩石の一つ

島原半島ユネスコ世界ジオパークの代表的なジオサイト。
早崎海岸の沿岸は、ハワイの海岸と同じ真っ黒い溶岩流で覆われており、「早崎玄武岩」として知られています。南大泊付近の海岸ではなんと玄武岩の上を散策することも可能!太古の大噴火を想像しながら足元をよく観察してみましょう。
※満潮時は歩くことができないので、立札や公式マップをご確認のうえ公道を進んでください。
- 住所
- 長崎県南島原市口之津町
徒歩約15分
口之津灯台
細い農道の先にある白亜の灯台

明治13年に創設された口之津灯台。当時福岡県の三池炭鉱で生産された石炭は、口之津で帆船から中大型船に積み替えられて海外へ輸出されました。
岬の突端に建つ白い灯台は、青空と青い海によく映え、天草と口之津を結ぶフェリーが行き交う様子を一番近くで眺めることができます。
- 住所
- 長崎県南島原市口之津町65
徒歩約10分
口之津歴史民俗資料館分館
九州オルレ、南島原コースのゴール地点

明治32年に長崎税関口之津支庁として建てられた洋風建物で、昭和55年に払い下げを受け、現在は貴重な生活用品などの歴史的遺産を展示しています。昔の口之津の人々の暮らしに思いを馳せましょう。
※令和2年3月20日より口之津歴史民俗資料館の機能、大部分の展示物が口之津港ターミナル2Fへ移設されています。(共通入館券購入により本館及び分館の両方を見学いただけます。)
- 住所
- 長崎県南島原市口之津町甲16-7
- 電話番号
- 0957-73-6773
なんばん大橋
ゴールには着いたけど、甘いものを求めてもう少し歩きませんか?

平成3年に完成し、今では口之津のシンボルともいえる赤いアーチ橋。口之津港ターミナル方面と、口之津歴史民俗資料館分館(旧税関)をつなぐ近道となっています。
歩き疲れているはずなのに、橋の上だと心なしか足取りも軽くなるのが不思議です。
- 住所
- 長崎県南島原市口之津町甲17
徒歩約20分
松田屋老舗
半日散歩の終わりに、ご褒美スイーツタイムはいかがでしょうか。

口之津港に近いスイーツショップ。カステラや原城の月などの焼き菓子が看板商品で、地元の方はもちろん、観光客まで虜にしている名店です。品揃えが豊富で、お土産選びでもどれを買うか迷ってしまいます。
店内にはカフェスペースもあるので、お時間に余裕があればぜひ季節のケーキも召し上がれ。
- 住所
- 長崎県南島原市口之津町丙4343
- 電話番号
- 0957-86-2796